復活祭の卵、鐘とうさぎ

 
 担当司祭 ジャン・ワレ神父

  今年も復活祭の祝いのシンボルとしてイースターエッグの祝別が行われる。皆様に配るか販売するかはそれぞれの遣り方がある。いったいその習慣はどんなものでしょうか。
 やはり地方によって違いますが、復活祭の典礼と関係なし。ただ昔の伝統・習俗によるものとして卵(にわとりの卵だけ?)はキリストの復活の一つのしるしとなった。その飾りや贈り物として殻に彩色や模様を施した卵をイースターエッグと呼ぶ。卵の形をしたチョコレートやキャンディを指すこともある。また庭や室内に隠した卵を子どもが探す遊びもある。 私は子どもの時のその遊びをよく覚えています。5歳6歳の時、復活祭のミサから帰ると家の庭の中で一生懸命探していました。大体大きなチョコレートの卵の中に小さなキャンディが入っていた。やっぱり卵の形。 これはどこから来たのかと聞くと「それは復活祭を知らせる鐘の音に合わせて天から落とされたものだよ」と大人たちから言われていた。その鐘はどこから来たのか聞くと「パリのカテドラルから、ローマ聖ペトロ大聖堂からとか、エルサレムからとか」という大人の説明があった。 すごいなー!と思っていた。なるほど、復活祭は世界のすべての教会の祝いだという気持ちでいた。 しかし、間もなく第2次世界大戦が突発したので…イースターエッグが来なくなった。戦後どうなったのかは記憶はない。
  いずれも卵をいのちの象徴と考え、ひなが卵を割って誕生することと、キリストが墓から出て復活したことを関連づけた習慣である。 また、繁殖力の強いウサギを復活や新しいいのちのシンボルと考え、ウサギの形をした菓子を子どもに与える習慣や、ウサギがイースターエッグを届けに来るという言い伝えもある。
  今年のイースターが川越教会と上福岡教会と一緒にできるということは二度とはないでしょうが、皆様にとってダブル・ライフ(Double Life)のチャンスだと信じてお喜び申し上げます。 Rejoice! Alleluya!

             (教会報「いづみ」2012年4月、539号巻頭言より)