上福岡教会で短期間生活して、去年7月の下旬に私は川越教会に戻りました。その間に、川越教会のスケジュルが少し変わったことに気付きました。
さいたま教区の中で、川越教会は大きな教会と知られています。教区内の他の小教区と比べてみると、川越教会のミサが一番多いのではなかろうかと思います。平日のミサを除いて、主日のミサの回数は増えてきました。日曜日の典礼と同じ土曜日の夕方のミサを含め、日曜日にはミサが5回あります。場合によって、6、7回もあります。
また、川越教会は国際的に豊かな交わりのある小教区と言われています。日本の国籍であろうが、外国籍であろうが、皆一緒にミサに与り活動をします。これは私たちの小教区にとって、大きな恵みです。
去年、私たちの小教区には、葬儀ミサが14回行われました。私たちと共に主日のミサに与り、小教区の祈りの交わりをもつたくさんの兄弟、姉妹は病気で、亡くなりました。2011年のクリスマスと2012年の新年をこれらの方々は迎えることができませんでした。おおむね葬儀は月1回ありました。この葬儀の数を聞いて、皆さんは驚いたかもしれません。知らないうちに、こんなたくさんの葬儀があったかと…。
最近は、私がこの教会に住むことになった頃と違い、いろいろな理由で亡くなられた方のご家族は教会の共同体にお知らせをしないようにという願いが増えてきました。
私と皆さんは2011年のクリスマスと2012年の新年を迎えることができます。これは私たちに対する神から与えられた恵みのおかげです。私たちは与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っています(ローマ12・6)。
新年にむかうにあたり、私たちは神に感謝しながら、良い年を迎えることができるようにと願い、小教区の交わりの絆の中で、亡くなられた方々のために、祈りましょう。この方たちを思い出すとき、私たちは神を確信し、神からいただいた恵みを認め、それを大切にすることができます。それによって、私たちは安心して、信仰の道を歩み続けます。
私たちが神を確信できるのは神から無償で与えられた信仰の恵みのおかげです。ヘブライ人への手紙において、信仰についての言葉があります。「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです」(ヘブライ11・1)。この言葉は今年の司教新年メッセージのタイトルにもなっています。
私たちは喜びのうちに新しい年を迎え、この年を、平和と愛に満ちあふれる神に委ね、それぞれがいただいた恵みを生かすことができますように。
(教会報「いづみ」2012年1月、536号巻頭言より)
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